ヤングセミナー
【レポート】人間塾2015年度第14回ヤングセミナー
2015年12月8日
人間塾 第3期生 永井友理
(上智大学3年)
今回は、11月15日の塾生シンポジウム後初めてのセミナーとなりました。当日会場に足を運んで頂いた方々、また様々なところで塾生の姿を見守り応援して頂いた方々に心より御礼申し上げます。
11月26日のセミナーは、夏の研修でもお世話になった高橋珠翠先生をお迎えしてのお習字研修となりました。前日から急に冷え込みが厳しくなり、ピリッと刺さる冬の気配の中来塾した塾生たち。それぞれ年賀状に書きたい言葉などを選び、練習を重ねました。
「恭賀新年」「賀正」「迎春」。年に一度書くか書かないかの言葉は手に馴染まず、難しく感じます。しかし、年賀状を筆で自ら書くことを想像すると心が浮き立ちました。私は「春」を選び、この一文字を美しく書くことの難しさを感じながら何度も書き直しました。
塾生と共に列に並び、書いた字を高橋先生に見て頂くととても分かり易く教えて頂きます。そして再び席へと戻り練習。先生に書いて頂いた字を手本に、ひとり難しさに唸りながら、また和気藹々と楽しみながら、それぞれに手元に集中する塾生たちの姿が見られました。
字を書きながら、大学に入って年賀状を書く枚数がめっきり減ってしまったなと考えていました。それなのに、身近な人から「本年をもって皆に年始の挨拶を控えたい」という旨のはがきが来るとやはり寂しい気持ちになります。当たり前のことですが、年賀状の持つ温もりの大切さを感じました。今年は、この習字研修を受けて、温かみのある手書きのものを出したいと思います。