ヤングセミナー
【レポート】人間塾2015年度第1回ヤングセミナー
2015年4月16日
人間塾 第2期生 吉田辰哉
(東京理科大学4年)
2015年4月9日、今年度最初の人間塾ヤングセミナーが行われました。新たに四期生が加わり、人間塾の雰囲気が新しくなったように感じられました。今回が二、三期生の在塾生と四期生が初めて顔を合わせる日だったので、セミナーは自己紹介から始まりました。ただ名前と所属を言うだけでなく、塾長が課した条件は「2分間で自分自身の7割を伝えられるように」ということでした。慣れない雰囲気で少々緊張感があるなか、一人ずつ前に出て自己紹介をしていきました。それぞれ自分の趣味や専門分野などを語り、お互いのことを少しずつ知ることで場の雰囲気が和んでいきました。塾生だけでなく、事務局長の壺井さんと塾長も自己紹介をしてくださいました。壺井さんは塾長との出会いを軸に話してくださり、塾長は自身の幼かった頃の様子や経験をユーモアを交えて話してくださいました。
自己紹介を終えた後、今回のセミナーの主題に入りました。人には「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」の3つがあり、どれかに偏っていては不十分で、この3つの集合の重なりを大きくする努力が必要であると、塾長はおっしゃいました。「やりたいこと」に偏っていては何もできない夢想家になってしまい、「やるべきこと」「やれること」に偏っていては向上心を欠いたつまらない人生になってしまう。それぞれが別々の事柄であることをはっきりと自覚した上で、それらが一致するように努力を続けてこそ人生が豊かになり、幸せになる秘訣であると話されました。
また、「幸せ」という言葉から、人間塾が目指していることを最後に話してくださいました。塾生みんなが幸せを掴み、それぞれの場所で世のため人のために力を尽くしていくようになることが人間塾で唯一求めていることだとおっしゃいました。人間塾で私たち塾生はいつも大きな愛を頂いています。何の見返りも求められず、唯一無二の存在として大切に思われ、厳しさの中にも成長を願う愛があります。自分たちがたくさんのものを頂いていることにしっかりと気付くならば、自然と人間塾が願う塾生の姿を目指していくようになると思います。改めて人間塾とはどのような場所なのか、自分たちはどれほど恵まれているのかを思い起こさせるセミナーとなりました。