ヤングセミナー
【レポート】人間塾2015年度小豆島・遍路研修(第五日目・最終日)
2015年5月11日
人間塾 第3期生 佐藤大知
(専修大学3年)
5月6日、ついに四泊五日のお遍路研修の最終日となりました。
私が最終日に最も感じた事の一つに、「塾生同士の関係の変化」があります。今年から入塾した四期生の塾生たちと、昨年以前から人間塾で学んできた我々二、三期生が寝食を共にし、一日中一緒に行動をする事は、今回の合宿が初めてでした。四月から共にセミナーを受けていたとはいえ、お互いのことをよく知らなかったのですが、今回のお遍路研修を通し、お互いどんな人生を歩んできたのか、どんな人間なのか、そして将来どのような人間になりたいのかを語り合う絶好の機会となりました。このような語りの時間を五日間も共有できたことで、合宿前よりも塾生一人一人の関係が密なものへと変わっていきました。この事にはっきりと気づいた最終日でした。
最終日では、午前中のみ歩いた後、合宿最後の食事として精進揚げを頂きました。その時の塾生たちは、初日のどこか不安そうな表情から一変、自信に満ちた顔つきに変わっていました。そして食事の後、塾長が合宿の最後のお話をされました。その中では「人と繋がり、そして人と人を繋ぐ存在になること」を強調されました。そのような存在になってゆくため、私がこの日感じた「塾生同士の関係の変化」はとても大きな一歩になると思います。私たち塾生が将来、社会に出てそれぞれの分野で活躍し、困った時には塾生同士助け合い、より社会に貢献してゆく。人間塾でできた仲間との関係が、世の中を少しでも良くするきっかけになる。私はそんな日々が今から楽しみです。
全日程を終えた私たちは、「明日からまた頑張ろう」と決意し、小豆島を後にしました。その時の表情は、まるでエメラルドグリーンに輝く瀬戸内海のように、皆希望にあふれキラキラしていました。私自身も、一ヶ月後から始まるアメリカでの交換留学を控え、さら勉学と自分磨きに尽力していきます。このことを心に誓い、今年のお遍路研修最終日のレポートとさせていただきます。