ヤングセミナー
【レポート】人間塾2014年度第4回ヤングセミナー
2014年6月24日
人間塾 第2期生 小関昭仁
6月12日のセミナーでは、私たちがなぜここ人間塾で学んでいるのか、何を学ぼうとしているのか、改めて見つめ直せるお話をしていただきました。
今なぜこの人生を歩んでいるのか、人生とは本質的にどういうものか、ということを考えるために、私たちは人間塾で学んでいます。人生とはどういうものか考えても、すぐに目に見える利益を得られるわけではありません。資格取得のための勉強や、効率的なお金の稼ぎ方を学んだ方がすぐに役立つかもしれません。経済的成功や社会的地位を得ることに集中した方が良いとする考えもあります。しかし、塾長は、これら得たものというのはあくまで道具であり、これらを使って人に社会に何をもたらすのかが重要だと仰いました。自分ができることを社会に対して発揮していくことこそ、人生の充実に繋がるのだと思いました。
また、今回のセミナーでは、二人の人物が紹介されました。事故で両足を失った女性、リリスと、ナチの強制収容所に入れられた過去を持つ修道女、イサの話です。
ここでは詳しくは述べませんが、お二方とも、他人の求めていることを与えることのできる人物でした。自分のせいではない出来事のせいで人生を翻弄された二人。それでも、この人たちは諦めることなく、自分が、周りの人のため、また社会のために何ができるか考えて実行し続けたのです。
この人達に出会い、その人生に触れた時、塾長は感動されたそうです。そしてその人生を、今、私たちに教えてくださり、私たちはその人生に触れることができました。
人生では、理不尽なことによって、うまくいかなくなることがある。しかし、諦めてはいけない。周りに対して何ができるか見出し、自分の人生を生き抜かなければならない。
そのことを、実践されてきた方のお話を通して、学ばせていただきました。
本日のセミナー、本音を申しますと、実践することが難しいと思ってしまいました。思い通りにいかないことがあれば投げ出したくなる気持ちもありますし、社会にこれだけ貢献しているんだ、と胸をはれることもありません。ですが、この価値観を知ったからには、実践していきたいです。目覚ましい成果をすぐに求めるのは無理ですが、その場その場でできることは必ずあるはずです。目の前のことに精一杯取り組み、まずは身近なところから、今の自分が周りに対して出来ることからやっていこうと思います。