講演会

髙本眞一先生の公開講演会が終了しました

2012年7月28日(土)14時30分から、東京都千代田区の主婦会館プラザエフにて、人間塾第一回公開講演会が開催されました。当日は、三井記念病院・院長の髙本眞一先生をお迎えして、「ともに生きる医療」をテーマにご講演いただきました。

三井記念病院・院長の髙本眞一先生

三井記念病院・院長の
髙本眞一先生

髙本先生は、「一昔前に比べると人間関係は希薄になりつつあると言われているが、昨年起こった東日本の震災では、皆で分け与え、皆で生きようとする日本人の特性が確かにあった」と、語られました。

また、東京大学に在学中、全力を投じたボート部での活動を通して、メンバー全員が心をともにすることの大切さ、ともに生きることの素晴らしさを語り、ご自身の身体で学ばれた経験はまさに「我と汝」の関係であり、自分を築き上げてくれた根本であったと話されました。

そして、心臓外科医としてのご経験を通して、医師は、例えると雨漏りを直す程度のことしかできず、患者の生命(いのち)の力が病気からの治癒力である。患者をお客様としてではなく、医師、看護師とともに同じチームの一員として、共にがんばることが「ともに生きる医療」である、と力強く語られました。

熱心に耳を傾ける参加者の皆さん

熱心に耳を傾ける
参加者の皆さん

講演後、「ともに生きるために、学生時代にしておくべきことは何でしょうか?」という学生の質問に、「学生時代に多くの失敗やケンカを経験して、深い人間関係を持ってほしい」とお答えになりました。

 

当日は酷暑にもかかわらず、131名の方々がご参加下さり、講演会は盛況のうちに終わりました。




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