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講演会

【レポート】2019年WASEND塾長講演会

2019年10月22日

人間塾 第8期生 大月侑
(お茶の水女子大学3年)

去る10月15日、早稲田大学にて、早大防災教育支援会WASENDが主催する塾長講演会が開かれました。WASENDは、国内外で子どもたちに防災教育を行う団体で、人間塾は助成金を給付してその活動を支援しています。WASENDの活動に興味を持っている学生たちへ向けて、塾長が講演を行いました。今回の講演テーマは、「ボランティア活動における学生の成長」というものでした。

誰でも、他者のために行動したとき、「ありがとう」という言葉をもらったことがあると思います。そしてその感謝の言葉によって、自分の存在意義を実感したという経験があると思います。自己肯定感の低い学生でも、ボランティアに参加すると、自分も誰かの役に立っているんだ、この活動をしてよかったと思うそうです。このように、ボランティアを通して、自らが他者に貢献すると同時に、自分も何かを与えられているのです。塾長は、講演テーマの答えは、「一人ひとりが自らの存在意義を感じること」だとおっしゃいました。

2019年WASEND塾長講演会:熱が上昇する塾長

熱が上昇する塾長

しかし、私はこれまで、ボランティアは単なる自己満足ではないのかという疑問を抱いてきました。感謝されるためにやっているのではないか。不純な動機なのではないかと思っていたのです。塾長はこの疑問を払拭するかのように、ボランティアは、他者に貢献していることに対する自己満足でもいい、始める動機も何がきっかけになっていてもいいではないか、とおっしゃいました。その理由は、人は死ぬまで成長し続けるからだ、というものでした。

普段、私たちがイメージする「成長」は、身長が伸びる、知識が増えるといった「増加」の概念を持っています。確かに、ある年齢までは「増加=成長」ですが、そこを超えると成長とは「深化(考えが深まる、人間としての深みが出る)」そして「達観(何かを悟る)」になると塾長は説明されました。そういう意味で、人は発達の段階を変えながら成長し続けます。よって、何気ない理由で始めたことでも、コツコツと続けていれば自分自身の成長に伴って、今までとは違ったものが見えてくるのです。

ボランティアではありませんが、私にとっては「大学に通うこと」がまさにそうでした。入学当時、大学は、自分の人生において副次的な存在で、大学の外でダンスの練習をしてプロを目指すことが最優先でした。しかし、真面目に授業に取り組んでいるうちに、ダンスを取り巻く社会環境に興味が湧き、その社会に対して貢献したいと思うようになりました。これこそ、大学に通う中で、自分が成長したことを実感した経験でした。

やりたいならやってみればいい、やるならしっかりやる、そしてとにかく続ける。講演会で塾長が特に強調されていたことです。言葉にするとシンプルですが、その裏には「誠実に物事を継続していれば、自己満足や不純な動機を超えるものが必ず見えてくる」というメッセージが隠されています。ボランティアに限らず、人生全般において、自分の選択に責任を持って与えられた役割を全うする姿勢を失わずにいようと強く思いました。

2019年WASEND塾長講演会:WASENDの皆様と

WASENDの皆様と


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