講演会

【ご報告】国際教養大学での特別講演会

2014年6月14日

人間塾 第1期生 阿部シャントヌ
人間塾 第1期生 海宝真波   

人間塾の助成金を受けた団体、国際教養大学(AIU)の北東アジア学生ラウンドテーブル(SRT)の皆さんのご尽力により、6月11日にAIUでの仲野先生による講演会が実現致しました。
人間塾のヤングセミナー塾生を代表し、阿部と海宝がAIUを訪問しました。

《キャンパスツアー》

国際教養大学(AIU)の図書館

国際教養大学(AIU)の図書館

私たち二人がキャンパスに到着するとSRTの学生三人が迎えてくれました。SRTの学生の厚意により、キャンパスツアーをしていただきました。彼らが普段授業を受けている教室を始め、自習に使われている図書館や、学生が和気あいあいと食事を楽しんでいるカフェテリア、普段生活している寮を見せていただきました。中庭では学生が寝転んでいたり、ソフトボールをするなど、開放的な空間となっていました。特に印象に残ったのは図書館でした。この図書館は、地元の秋田杉をふんだんに使用した伝統的な技法による作りになっており、外国の図書は4万冊にもなるそうです。

また、これらの施設は全て渡り廊下でつながっており、冬に豪雪になっても移動ができます。どのような天候でも休館にならず、いつでも利用が可能なため、とても便利だとおっしゃっていました。

国際教養大学(AIU)の教室

国際教養大学(AIU)の教室

キャンパスツアーで説明を受ける様子

キャンパスツアーで説明を受ける様子


《講演会》

講演中の仲野塾長

講演中の仲野塾長

SRT主催となる今回の特別講演会は、勉学に追われている学生が自分を見つめ直し、人生について考える時間を設けて欲しいとのことから「学生生活の先にあるもの」というテーマで開催されました。SRTのご尽力により、ホールには沢山の参加者が集まりました。

始めに、仲野先生の紹介から始まり、人間塾の成り立ち、人間塾の紹介ムービーを経てから先生のお話に入りました。紹介ムービーが終わった頃には、会場にいらした人々は、先生がどのようなお話をしてくださるのか気になって仕方がなかったと思います。

先生は、自分の人生は目の前に転がってきたものをつかみ、その中に使命を見つけてきたと言われた後、学生へ「あなたの人生の使命はなんですか?」「何のために生きているのですか?」と問いかけました。「学ぶ」ということは手段であって、目的ではありません。人間の本質を見れる人は、私たち学生がそこで得たものをどのように磨き、それを惜しみなく使おうとしているかどうかを見抜いています。そして、やらなければならないことに対して一生懸命な姿勢で臨むことを、先生は「蒔かれたところに咲きなさい」という言葉に託して話されました。
現代の学生は、偏差値の高い大学に入り、大手企業に入社することだけが人生の目的のように教育されてきたように感じます。自分の命の使い方について考え、これからどのような姿勢で生きていくのかを悩む時間が重要なのではないでしょうか。
今回の講演により、学生達の心には消えることのない火が灯されたことと思います。

講演する仲野塾長

講演する仲野塾長

仲野好重人間塾塾長

仲野好重人間塾塾長


《交流会》

講演会の後、AIUの学生による交流会にも私たち二人は参加しました。
自己紹介を経て、講演会を聞いて感じたことを語り合ったり、お互いの普段の活動について紹介しあいました。また、授業や留学、サークル活動等の学生生活についてはもちろんのこと、自分たちの出身地の話で盛り上がりました。お菓子をつまみながらの交流会は、笑いや語る声の途切れない楽しく濃い時間となりました。
最後の見送りでも、あいにくの雨中でしたが、私たちが乗るタクシーが見えなくなるまで、彼らは手を振ってくださいました。

交流会の様子:互いに紹介しあいます

交流会の様子:互いに紹介しあいます

盛り上がった交流会の様子

盛り上がった交流会の様子


※ご参考: 北東アジア学生ラウンドテーブル(SRT)のウェブサイト
※ご参考: 北東アジア学生ラウンドテーブル(SRT)のTwitter



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