講演会
【ご報告】秋田での2回シリーズ講演会(2013年9月・10月開催)
昨年に続いて、今年は秋田市にぎわい交流館で、2回講演会を行いました。
1回目は9月28日(土)、2回目は10月26日(土)、のべ70名近くの方が参加されました。
1回目は、「星の王子さま」の作者であり、第2次世界大戦中に飛行機事故のために消息不明になったサン=テグジュペリの人生観をとりあげました。「大切なものは目には見えない、心の目で見なくてはいけないんだよ」という有名な言葉をひもときながら、現代社会で忘れがちな精神的な部分の重要性を語りました。また、表面的ではない心の奥にある大切なものを見つめる眼差しを、特に若者たちには持ってほしいと話しました。
2回目は、若いころは通訳・翻訳家として、また中年期以降は、ハンセン氏病施設での精神科医として奉職し、数多くの著作を残した神谷美恵子氏の人生をたどりました。「本質的なものを、より本質的なものを見極める目を私に与えてください」と祈りながら、ハンセン氏病患者の友になっていった神谷さんの生き方とその哲学を追いつつ、私たちに与えられた人生の使命について参加者と共に考えました。
講演後は「来年もぜひ企画してほしい!」「神谷さんのお話を再び学びたい」「学生や若者にも聞かせたい!」など、多くのご感想を頂きました。企画して下さった人間塾理事の辻さま、スタッフの方々、ご参加して下さったみなさま、ありがとうございました。