心に響く 講演・セミナー集
「お大切」を生きる~その1~
人生の坂は、上りがあれば下りが同じだけあるはずです。
もし、ずっと上りっぱなしだったら、いつ下りるのっていうことです。
万が一、ずっと下りっぱなしだったらどこまで行くんでしょうか?
地球の反対側のブラジルまでかって言いたくなります。
でも、あり得ないでしょ?
上ったら下るのが、ものごとの原則。
人生も、いい時があって、また駄目な時がある。
もう終わりだー、と思っても、再びいいと時は来るもんですよ。
ちゃんと辻褄が合うようにできているのに、
私たち人間は、ものごとをそんなふうには見られない。
第一、いい時は瞬く間に終わるでしょ。
やってて楽しいし、やる気もみなぎってくるし、意欲がかきたてられる。
夢中になっている時は、あっという間に終わりますよ。
また、人間はお調子者ですから、いい時が続くと、それが当たり前のように思うもの。
ルンルン気分で物事をやっている時は、
さほど立ち止まって考えない。
人間が考え、悩むのは、苦しい時と決まっています。
すごく幸せなときに立ち止まって考えて悩む?
そんな人がいたら、大阪弁で言うところのアホですよ。
(続きます)