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セミナー

【ご報告】人間塾・2014年度小豆島遍路研修・第二日目

2014年5月6日

人間塾 第3期生 佐々木瑛代

遍路研修二日目は、一斉に鳴った目覚まし時計の音で始まりました。朝七時前には、宿を出発し、再び宿に戻ることができたのは夕方六時半を回ってからでした。足が棒になるまで歩き、たくさんの地を周り、様々なものに出会いました。

一日を通して私は、このお遍路は人々の感覚に直接訴えかけてくるものだと感じました。また、音や匂い、視覚など体全体で感じることが、この研修を通して重要なことの一つのように思いました。お寺を一つ、また一つと順に巡っていくにつれ、私は体全体で様々なものを感じるようになりました。初めに感じたのは、お線香の香りです。目をつぶり、手を合わせながら感じるこのお線香の香りに私は懐かしさを覚えました。また、木魚や鐘の音、お経は、耳から私の内に入ってきました。一日で約二十のお寺を巡りましたが、先達の方の読経に合わせ、共に唱える私たちの声も時間が経つにつれ、次第に重なりあってきました。その音の高低も、リズムも、最後には心地よいものとなり、その何度も聞いたことのある音が、今まで意識していなかった意味を持って私の中にまで届きました。それは私にとって、ただ必死で文字を追いかけていただけの音から、意味を伴ったお経へと変化した瞬間だったと感じます。

それぞれのお寺には、それぞれの地で経てきた時間があり、違ったところが幾つも見受けられましたが、そこにははっきりと共通して流れているものがあることを、私は体全体を通して、私の感覚を通して感じました。自分の足で一つずつ巡るというのは、そこにある普遍的なことを時間をかけて知っていくために大切な過程なのだと、私は今日一日を通して考えました。


笠ヶ滝から続く崖を下る塾生

笠ヶ滝から続く崖を下る塾生

お遍路研修二日目の最後のお寺

お遍路研修二日目の最後のお寺