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セミナー

【レポート】人間塾2016年度小豆島・遍路研修(第三日目)

2016年5月8日

人間塾 第5期生 石川凜太郎
(千葉大学3年)

2016年5月3日、本日は遍路研修の3日目です。途中参加のため、私にとってはお遍路の初日となりました。お遍路自体が初めてだった自分にとっては、新鮮なことばかりでした。お経に触れたのは、小さい頃に祖父が詠んでいたのを聞いた以来で、自分で詠んだこともありませんでした。先達の森下さんに倣ってお経を読んでいる時には余計なことを考えず、心がすっきりしているのを実感できました。しかし、この日は20ヶ所ものお寺を回り、天候も荒れ模様、疲れを隠せない人も多くいました。そうした時に同期や先輩、先達の森下さんとお話をすることで少し気がまぎれ、また頑張ろうと思えました。お遍路の時には皆、携帯電話を持たないのですが、そのことによって人と話す時間が増えたような気がします。普段の生活の中では携帯電話を操作している人が多く、人との関係が希薄になりがちです。寺をめぐる徒歩の旅の中、普段の携帯電話に頼る生活では味わえないような空気がこの空間にはありました。

人間塾2016年度小豆島・遍路研修:険しい岩場を下る

険しい岩場を下る

また、小豆島の方々との温かい触れ合いもありました。小豆島のお遍路では、立ち寄った寺の住職さんや地域の方々が、お遍路さんを労う意味でお菓子や果物などをくださる、「お接待」という習慣があることを初めて知りました。長い時間歩いて疲れた体には、甘いものが大変嬉しく、また見返りを求めない、相手の気持ちを思う行動に心を打たれました。小豆島では道行く人とも自然とあいさつを交わすことが多く、驚きました。遍路道では道行く人と出会うことも少ないため、人との出会いがあった時には嬉しい気持ちになりました。都会では、道で人とすれ違うことは多いですが、見知らぬ人と挨拶をかわすことはほとんどありません。人と出会うことは少なくとも、その出会い一つ一つを大切にするということです。そういう意味においては、小豆島のほうが都会よりも人とのつながりは深いのではないかと感じました。

今回のお遍路はいわば非日常です。そのため、日常では見逃している有り難みや気づきが多く得られると思います。まだ研修は始まったばかりですが、これから多くを吸収していければと思います。

人間塾2016年度小豆島・遍路研修:滝湖寺にて

滝湖寺にて