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セミナー

【レポート】人間塾2016年度小豆島・遍路研修(第一日目)

2016年5月4日

人間塾 第5期生 岡田麻衣
(聖心女子大学3年)

待ちに待った4泊5日のお遍路研修が始まりました。大学の授業等で途中参加の塾生が多く、参加人数の半数での初日でした。また、今年は人間塾々生に加えて、ドミニカ共和国からの留学生であるジョナサン君も一緒に参加しています。彼は国費留学生として昨年来日し、現在は大阪府内の専門学校に通っているそうです。私たち塾生はジョナサン君と高松駅で待ち合わせし、小豆島まで、フェリーに1時間ほど乗りました。道中、フェリーの屋上から見える青々とした瀬戸内海と新緑輝く島々の美しいこと!初めて四国に来た私は大興奮でした。期待に胸を躍らせながら、小豆島に足を踏み入れました。

人間塾2016年度小豆島・遍路研修:森下さんのお話

森下さんのお話

人間塾2016年度小豆島・遍路研修:空海について語る塾長

空海について語る塾長

お世話になる大師の宿に荷物を下ろすと、すぐにオリエンテーションが始まりました。最初に、先達の森下さんのお話を伺いました。お遍路の笠や金剛杖、装束には「同行二人」と必ず書かれています。森下さんによると、それは弘法大師と一緒に巡礼をしているという意味だそうです。また、衣装の白装束は今死んでもいいように、というかつてのお遍路さんの覚悟の表れだと聞きました。同じように金剛杖も、遍路中に亡くなった際に墓標とするものだそうです。私は非常に驚くと同時に、小豆島遍路に参加する重みも感じました。お話の最後には、装束と輪袈裟を実際に身に着けて勤行の練習をしました。初めての勤行はつかえてばかりでしたが、皆で揃ってお経を唱える声に心がほっと落ち着く感覚を覚えました。

その後、塾長から弘法大師にまつわるお話を伺いました。弘法大師、すなわち空海は香川県の出身で、幼いころからたいそう勉強熱心だったそうです。そして、当時は官僚養成学校として機能していた大学に進学するも修行僧になり、自分探しの旅に出たそうです。弘法大師と聞くと宗教家としての印象が強かったのですが、実は哲学者でもあったと知ることが出来ました。彼は「人生とは何か」と常に問い続けたそうです。そして、「自分を見つめなおすには日常を離れて自分と向き合う必要がある」と考え、小豆島お遍路を整備したと伺いました。私は小豆島についても弘法大師についても、ほとんど何も知らないまま今日を迎えてしまいました。しかし、その歴史を知った今、遍路研修により真摯に向き合うことが出来ると思います。また、私は4月に入塾して自分自身の生き方について深く考え始めたばかりです。明日からはかつての弘法大師のように人生の意味を考え、何かそのヒントが得られたらと思っています。

オリエンテーションが終わった後は、夕食を頂きました。香川名物のうどんのお鍋をはじめとして、海の幸や山の幸に富んだ豪華なお食事でした。愛情がたっぷりこもったお料理は、どれもしみじみと優しい味わいでした。明日からいよいよお遍路開始です。仲間とともにしっかり頑張りたいと思います。