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セミナー

【レポート】人間塾2015年度第5回ヤングセミナー

2015年6月23日

人間塾 第2期生 小関昭仁
(聖マリアンナ医科大学4年)

今回のセミナーではまず、組織運営における秘訣を教えていただきました。私自身、集団のリーダーになることはありますが、どうしても自分をよく思わないメンバーが出てくるものです。そのようなときはどうすればよいのか。塾長は、一番の敵対者、自分をよく思っていない者を最も近くに置き重用しなさいと話されました。嫌な人間ほど手元に置くべきであると。私なら、その人を追いやろう遠ざけようと思う状況です。心情としても、手元に置くのは難しいことですし、そもそもこのような選択は考えたこともありませんでした。
リーダーに対して反発していた人であっても、自分は任された、あるいは頼られているのだと感じたら人は変わるものだと、塾長は説かれました。プライドが邪魔して必要な行動がとれないのは、組織にとってマイナスだと思います。自分から部下に頭を下げ、力が必要だから助けてほしいと言うことも時には必要なのだと納得しました。

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ゲキを飛ばす塾長

次に塾長が話されたのは、人と真剣に向き合うことについてです。他人と丁寧に付き合うということは「面倒」なことであると表現されました。その場限りの楽しさだけを求めて人と会話することは、楽で負担の少ないものです。反対に、真剣に人のことを考えるのであれば、心地よい言葉だけでなく、耳に痛いことを言う必要もあります。深く喜んでもらうための行動も考えることでしょう。ただし、そういう付き合いをするためには、相手のことをしっかりと見る必要もあり、これにはエネルギーを使います。人と丁寧に付き合うには、「面倒」は避けて通れないのです。
教育においても、人に丁寧に向き合う必要があります。塾長は、教育とは相手の心を揺るがすことであると話されました。それが、一人一人の可能性を引き出すことにつながると。可能性を引き出そうとするとき、その人は苦しさを経験するが、それは成長のためには必要な苦しみであると。
続いて塾長は、幕末の思想家吉田松陰の言葉を引用され、人材を育てるためには、不思議なこと、普通とは違うこと、自分を恥ずかしく思うようなこと、驚喜することを見聞きさせることが必要で、当たり前の平凡なことを伝えるだけでは凡そ教育として不十分であると話されました。これもまた、通り一遍ではない丁寧な人との付き合いを示したものだと思います。

今日の話を聞き、人間塾での活動を思い返してみると、塾長が日頃から私たちに対して「面倒」を避けず教育してくださっていると感じました。毎月、面談をしてくださっていますが、そこで思いもよらぬことを言われたり、怒られることもあります。しかし、それがきっかけとなり、新しい見方に気づくことや目標が見えてくることがよくあるのです。
冒頭で述べた、最大の敵を手元に置くということもまた、「面倒」を避けず人と丁寧に付き合うことの一つではないかと思いました。楽な接し方をすることではなく、人と真剣に向き合うことを意識することで、より良い関係、より良い集団が生まれてくるのではないでしょうか。

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