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セミナー

【レポート】人間塾2015年度まとめ合宿

2016年3月30日

《一日目》

人間塾 第4期生 冨岡知世
(聖心女子大学4年)

3月5日から6日にかけて、静岡県裾野市にある不二聖心でまとめ合宿を行いました。2、3期生には懐かしい思い出の場所、4期生には初めて訪れる場所であった不二聖心の宿泊施設は、茶畑の広がるのどかな地と、温かく迎え入れてくださるシスター方が印象的でした。

今回の合宿は一年を締めくくる最後の合宿で、塾長から塾生への問いかけがあった後、一人で沈黙のうちに過ごし内省する時間を過ごすといった、いつものセミナーとは違う形式でした。

人間塾2015年度まとめ合宿:合宿の始まり、始まり〜

合宿の始まり、始まり〜

人間塾2015年度まとめ合宿:大いに悩むディスカッション

大いに悩むディスカッション

セッション1では、「あなたは一体どのような人間だったのか?」「あなたがなりたい人物像は?」「あなたにとっての幸せとは?」という問いを受け、沈黙の時間を過ごしました。日頃、一人になることはあっても、静かに自己を見つめる時間を意図的にとることがないため、周りに音のない世界の新鮮さの中でゆっくりと丁寧に思いを巡らせることができました。

沈黙の時間の後、次に与えられたのは「沈黙の時間を得ての思い」「あなたがなりたい人物像について」「あなたにとっての幸せ」でした。私は頂いた沈黙の時間に、これまでの自分を振り返り、こだわっていたものや囚われていたもの、何がきっかけで今の自分になったのかなど、自分の中の引き出しを手あたり次第ひっくり返していきました。すると、今は前とは違うこと、自分も気づいていなかったことを発見できました。しかし「なりたい人物像」が上手くまとまらないまま沈黙の時間を終えました。そして引き続き「なりたい人物像」に思いを馳せる中で、今度は「目指したい自己とならなくてはならない(課せられている)自己」の二方面から考えました。このとき塾長がおっしゃった、自分のことを考える際、家に例えること(自分を創る≒家を建てる)が印象的でした。「あなたにとっての幸せ」では、ミカンを例に用い、手元にあるたくさんのミカンで幸せになるためにはどうするかの話をしていただき、幸せになる秘訣は「どれだけ自分の持っている知識や物を手放せるか」であるということを教わりました。また、誠意や意思をもった行為は相手も自分も幸せになること、どのような結果であれどんなプロセスを踏んだのかが一番大切であるということを学びました。

たくさん考えた一日、その分だけ塾生のディスカッションがいつも以上に熱かったように思います。一年のまとめらしく塾生が互いの変化に気づくことのできた第一日目でもありました。

人間塾2015年度まとめ合宿:食べることも大切

食べることも大切


《二日目》

人間塾 第4期生 梅山翔平
(筑波大学3年)

ついに人間塾のまとめ合宿も最終日、残す人間塾での本年度の活動は3月10日のセミナーと修了式だけになってしまいました。いつの間にか人間塾で過ごした日々も一年を迎えるのだな、と思うとこの一年間は本当に濃密なものだったと思います。まとめ合宿二日目では今までのセミナーと前日のインプット、アウトプットを踏まえて、与えられた課題に向き合い、それらを分かち合いました。

合宿二日目の3月6日、塾長はセッションの冒頭でイースターに絡めて、『復活』という言葉についてお話し下さいました。イースターにおける復活はイエスキリストが一度命を失って、再びその身体に命を得て甦るという事を指しています。しかし、このように物理的に復活がなされなくても、復活は可能なものではないかと塾長は問いかけました。例えば、塾長は何かについて結論を出すときに、亡くなった祖母ならどうするのかな、と思い巡らすことがあるそうです。これは、祖母は身体的にはすでに亡くなっているが、心の中では再び思い返され甦っている。つまり、その精神性は復活していると言えるのではないかというお話しでした。

人間塾2015年度まとめ合宿:片づけも全員で

片づけも全員で

人間塾2015年度まとめ合宿:悩みも笑いも分かち合う

悩みも笑いも分かち合う

また、復活するのは既に亡くなった人だけではありません。塾長は、元暴力団員で今は牧師をなさっている鈴木啓之氏についての例を挙げられました。鈴木氏は現在、非行少年の更生を支援する活動をされています。その中で、鈴木氏が捨てた暴力団としての過去の名残、例えば体に刻まれた刺青や失われた指が、少年たちを教会へ導くのに一役買っているという話でした。これは捨てられた過去が復活して今に活かされているのです。このように、私たちは自分の中で見ないようにしてきた事、捨てたくて仕方のない事も復活して今後に活かしていくことができる、だから自分の中の嫌いなところもしっかりと見つめなさい、そう塾長はおっしゃいました。私たちはその言葉を聞いて安心して課題に向き合うことができました。

各自で課題に向き合った後、分かち合いの場が持たれました。塾生は五分という限られた時間の中で、自分の幸せの定義の変化、なりたい自分、あるべき姿の自分、そして『いのちの使い途』、すなわち使命について語り合いました。五分という時間は本当に短く、全てを語りつくすのは大変難しかったです。しかし、その中でも実際に口に出すことでもやもやしていた自分の課題がより明らかになりました。塾長は穏やかにそれを聞きながらも、時間いっぱいまで、修了していく塾生たちに熱い激励の言葉をかけ、来年も人間塾に残る塾生にもより深い考えを促しておられました。

来月4月から人間塾は新しい年度を迎えます。塾生それぞれが向かい合っていく課題は異なります。修了生の中には、新社会人として社会に出ていく者もいれば、大学院でより学びを深める者もいます。在塾生は来季新しく入ってくる塾生と共に塾長のもと、共に悩み、学んでいきます。しかし、皆進路は違えども、それぞれに悩みを抱えながら、自らの使命を全うするべく奮闘していきます。私個人としても、今回の合宿で再び新しい課題が見えてきたところです。今後も人間塾々生として精進して参りたいと思います。

人間塾2015年度まとめ合宿:やり終えた爽快さ

やり終えた爽快さ