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セミナー

【レポート】人間塾2015年度小豆島・遍路研修(第四日目)

2015年5月9日

人間塾 第4期生 古川裕也
(首都大学東京3年)

今までに、小豆島での遍路研修も行程の多くを歩きました。足に残る数日間の疲れとともに、日々の生活での心の乱れを整えることができました。そのお蔭で、あるべき平静を心の中に取り戻しつつあります。今日の勤行でも厳しい山々を乗り越え、数々のお寺で様々な方と出会い、自己の研鑽に一層励むことができました。

人間塾2015年度小豆島・遍路研修:ひたすら歩く、仲間と歩く

ひたすら歩く、仲間と歩く

人間塾2015年度小豆島・遍路研修:海に浮かぶ小豆島、その上に立つ自分

海に浮かぶ小豆島、その上に立つ自分

私がこの一日で得られた大きなものは、足元を見ることと、広い視野を持つことの使い分けの重要性でした。昨日に引き続き厳しい道のりを自らの足で踏みしめてきました。特に荒れた岩場や傾斜のある山を進むときはどうしても足元がおぼつかなくなり、自らの足元ばかりを注視してしまいます。しかし、ふとその歩みを止めて振り返ると、そこには広く大きな海の上に、今自分が立っている小豆島の浮かんでいる様子が目に焼き付いていました。常日頃、意識すべきだと頭では思っていることに、我が身を持って気づかせてもらうことになりました。日常の根源的な倫理観すら見失っていたことを受けとめ、日々の生活に新たな風を吹かせることを心に決めました。

多くのお寺を巡り出会った人々の中で印象的だったのは、明王寺の住職さんのお話でした。お遍路とは、目に見えないものと向き合い付き合っていく、というお話をいただきました。今回のテーマである「自己の発見」に大きく重なる内容で、地に足をつけて感じ、目で見て思った多くのことを最後に昇華させる材料をいただけたのではないかと、素直に思っています。

このお遍路の八十八ヶ所巡礼への道は人生の縮図である、と他のお寺の住職さんから伺いました。明日が人間塾の研修としてのお遍路は最終日、ここまでで歩けるのは本来の巡礼から見て全体のおよそ半分に当たります。出発してから心して自己の研鑽に努め、この行程の最後に総本院でお経を読み上げるその時まで、小豆島の自然と人々から出来る限り多くのことを心身ともに学んでいきたいと思います。