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セミナー

【レポート】人間塾2014年度第17回ヤングセミナー

2015年2月5日

人間塾 第2期生 小関昭仁

平成27年1月29日、外は肌を刺すような寒さの中、塾生たちは人間塾に集合しました。皆震えながら入室してきますが、そこで壺井事務局長手作りの温かい夕食をいただきます。外の寒さのためか、いつもより一層温かさを感じました。

身も心も温めてもらったところで、セミナーが始まりました。今回のセミナーでは、まず仲野先生から塾生への問いかけがありました。「人生において絶対に必要なものは何?」

問いかけに答える塾生

問いかけに答える塾生

1人1人にその答えを聞かれたのですが、皆迷います。信念、信頼、周囲からの承認、など様々な答えが出されました。仲野先生はこの問いに対し、フロイトを例にとり「愛すること」と「働くこと」がその答えの一つであると示されました。

では、「愛する」とはどういうことか。それは、自分を見失わずして「軸」を相手に譲ること。普通、行動を起こすときには、人は自分がしたいと思う行動をするものです。人のために何かをするといっても、自分だけが良かれと思ってその行動をするのであれば、それは軸が自分にあるということ。相手のためを思い、相手の人生が良くなるために何ができるか考えることが軸を相手に譲るということです。本当に相手のためを思えば、手伝うばかりでなく、時には突き放すことも必要であるといえます。

「働くこと」を意味する言葉に「仕事」があります。ある事に仕え、自分を使い尽くそうとすること。モチベーションやエネルギーを枯らすことなく臨み続けること。これが働くということではないかと仲野先生は話されました。

働くことは生きがいともなり得るが、では、生きがいとは何なのか。例えば、親が子の成長を思うように、伝統芸能の役者が芸の継承に一生を懸けるように、自分の命よりも大事なもののため生きていくこと。これが生きがいであると学びました。

自分たちの生き方について考える

自分たちの生き方について考える

生きがいを見出した人生を考えてみると、人生には意味がある、と肯定的に捉えられるように思います。他方、人生には意味がないとする考え方もあります。私自身、人生に意味はあるのか無いのか、どちらが正しいのか悩むときがあります。しかし、これは証明できるような問題ではないのです。人生に意味があると主張したい人は、自分にとって意味があると考えられる事例を示し、一方で人生に意味が無いと主張したい人は、自分にとって意味が無いと考えられる事例を示すだけのことだからです。

人生の意味についての問いに対し、仲野先生は、人生の意味の問題は証明の問題ではなく選択の問題であると説かれました。1人1人が主体的に選択をすることが重要だということです。人生の意味に限らず、他の自分の人生に係る問題も、自ら選択していかなければなりません。人生における幾多の選択において、どの選択肢が正しいのか他人に証明されるのを待っている人がほとんどである。しかし本来は、選択を迫られたとき、自らが「これだ!」と感じる選択肢を人は選ぶものである、と仲野先生は話されました。

決め手に基づいて選んだ選択が正しいかどうか証明はできなくとも、自分でその選択を信じることこそ重要なのだと学びました。信じることは時に難しくもありますが、自分の選択を信じ、また、人生に意味があると信じて、生きていこうと強く思いました。