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セミナー

【レポート】人間塾2014年度第13回ヤングセミナー

2014年11月27日

人間塾 第2期生 谷吉一樹

社会は、人生のあらゆるシーンで、「回答」を出すことを急かします。「22歳で社会人にならないといけない」「いい大学に入って資格を取れば人生安泰だ」といった考えは、人生には決められた回答があり、それを外れたことは批判対象であるという考えに基づいています。今回のセミナーでは、そうした回答に近付こうと焦るのでなく、待つこと、回り道することの大切さを教えて頂きました。

和やかな中に真剣な空気が

和やかな中に真剣な空気が

資格を取る事も会社で昇進することも、それが回答ではなく、またゴールでもありません。すべては、死ぬときに笑うための「始まり」です。これは、苦しみの「始まり」でもあります。何故、苦しみが始まるのかというと、多くの資格を持ちまた昇進することに呼応して、より崇高な人間になることが強く求められるからです。

では、何故苦しむ必要があるのか・・・。塾長からのこの問いに、塾生からは、自信を持つため、安心を得るため、信念を突き通すため、等様々な回答が出てきました。それに対し塾長は、「自信、安心、信念・・・それら全て、ずっと続いてほしい『永遠』のもの。つまり永遠を求めるから人は苦しむのだ」と話されました。つまり、信念を曲げたくないと思い続けたり、「何故この世に生まれてきたのか」と問い続けるなど、人生の真実を真剣に求め続ける人こそが、真に苦しむ人なのです。

世の中がどんなに変わっても、時代がどんなに流れても、普遍的な物の見方は常にあります。そうした当たり前の道徳性の感覚を忘れて、「価値観の多様化」という言葉を盾に、自分勝手で非常識な考え方を押し付ける人が社会には沢山います。そうした社会の相対的な基準にひるむことなく、悩み苦しむことが今必要なのです。

そして、苦しんだ時間、悩み続けた期間は、無駄になることはありません。苦しんだ期間は、死に際したとき笑うための準備です。だから、待つこと、回り道することも、時には必要なのです。社会の相対的な基準とは違う生き方を選ぶということは、「永遠」を求め苦しみ続けることに他なりません。

人間塾でのセミナーを通じて、私は、より悩み苦しむことが多くなったと思います。それは、信念を持って生きたい、社会の一般常識だからといって流されたくない、といった思いが強くなったからです。世間でいう「成功」には、この思いは邪魔になるかもしれません。もしかしたら、私は人生で様々な回り道を経験するかもしれません。しかし、これだと思ったものに素直に向き合って、悩み苦しむこの生き方からぶれたくない、と思っています。今回のセミナーはそれを実感できたという点で、とても印象的なセミナーとなりました。

セミナー後も議論は続く

セミナー後も議論は続く