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【塾生レポート】人間塾サマースクール2016

2016年9月2日

人間塾 第5期生 曽根和輝
(東京大学3年)

厳しい残暑が続く8月27日、28日の2日間にわたって、人間塾初の試みとなるサマースクールが行われました。サマースクールでは、塾生や修了生が講師になって、会員の方々や近隣の方々に、自分の選んだテーマで授業を行います。塾生の大学における専攻や、自分の趣味などから、多くの興味深い授業が展開されました。

私は、2020年開催の東京オリンピックに追加種目登録された「空手」のことをぜひ知ってほしいという思いで、空手について授業をしました。私は、幼いころから空手の練習に励んでおり、空手の精神のすばらしさをまず伝えたいと思いました。そして、実際に、迫力ある空手の型や組手を見てもらい、空手の面白さを分かってもらいたいと思いました。

人間塾2016年度サマースクール:フェンシングの授業

フェンシングの授業

二日間の授業はすべて興味深いものでしたが、その中でも特に私の印象に残った授業を紹介したいと思います。まず、医学部に在籍している塾生の授業で、「顔は運で決まらない」という授業がありました。その授業によると、顔の形や歯並びは幼いころからの生活における習慣で決まるということでした。例えば、指しゃぶりの癖がある子は出っ歯になったり、奥歯でものを噛む子はエラが発達するそうです。この授業を聞いて、私の歯並びがあまりよくない原因は、小さいころの癖が原因だと分かりました。この授業を幼い時に聞いていれば、現在もっときれいな歯並びをしていたかもしれません。残念です。

人間塾2016年度サマースクール:「紅茶のヒミツ」の授業風景

「紅茶のヒミツ」の授業風景

人間塾2016年度サマースクール:ポップアップカードの授業

ポップアップカードの授業


次に紹介したいのは、「アボカドの持つヒミツ」という授業です。アボカドのメジャーな種類はハス種で、これはアメリカのハス氏が最初に発見したものです。このハス氏は非常に貧しい家庭で育ったため、小学校卒業後はすぐに家業である農業の手伝いをしなければなりませんでした。しかし、やがて貧困生活から抜け出したいと思ったハス氏は、転職を決意します。しかし、転職も上手くいかず、結局農業に逆戻りします。彼は、農業を再開するにあたり、アボカドの栽培を始めます。当時、アボカドは安価で貧乏な人が食べるものでした。おまけにハス氏はアボカドの栽培経験など全くありません。しかし、彼は、近所の農家の人々に様々なアドバイスや協力をしてもらい、まろやかで美味しい新種のアボカドの栽培に成功します。なぜハス氏は人々の協力を得ることができたのか、というのがこの授業の大きな問いかけでした。これは、ハス氏の人生に対する態度に大きな要因がありました。かれはどんな困難に見舞われようとも、真摯な気持ちで一生懸命頑張り、かかわる人との関係を大切にすることを心がけていました。ハス氏のエピソードから学ぶことは、何をするにもまず人間性が重要であるという深いメッセージでした。このアボカドの授業は、私の心に強く響きました。

人間塾2016年度サマースクール:三角巾の使い方の授業

三角巾の使い方の授業

人間塾2016年度サマースクール:アボカドの授業

アボカドの授業


最後に、サマースクールが終わり、私自身もいくつかのことに気づかされました。まず、授業を初めてやってみて、相手の目線で考えるという事の重要性に気づきました。自分本位の授業ではなく、聞き手が何を求めているか、そしてどんな授業が聞き手を満足させるかを考えなければいけないという気づきは、今後も是非生かしていきたいと思います。二つ目に、自分がいままで全く知らなかった分野について知り、他の塾生の意外な一面を見ることができたことは、非常に楽しい経験でした。そして、このサマースクールを通して、塾生同士の絆も深まったと感じています。三つ目に、様々なバックグラウンドを持つ人とつながることの大切さを感じました。私は、何か知りたいとき、参考書やインターネットに頼りがちです。しかし、それでは十分に知ることができなかったり、深く知ることができない場合もあります。何か知りたいことがあるときに、その分野に詳しい知人や友人に教えてもらうことは、今後の人生でとても重要なことであると思いました。今回のサマースクールに参加でき本当に良かったです。

人間塾2016年度サマースクール:囲碁の授業

囲碁の授業

人間塾2016年度サマースクール:塾生、修了生全員で記念撮影

塾生、修了生全員で記念撮影