• よくあるご質問
  • お問い合わせ

塾長のそれでええやん!

来た道~アメリカ編~その4

最初に住んだ学生寮(築100年以上)

ブレンリー「いかなる宗教、哲学、人生観にも偏らず、人間として最も大切な本質を追求していくというわけだね」

仲野「そうです。人間塾に集まってくる人々の背景も人生哲学もさまざまのはず。しかし、人間としての高みを目指すものは同じと思っています」

ブレンリー「なるほど・・・。例えば、ダライラマの崇高な精神、儒教の自己を律する教え、キリスト教・イスラム教・ヒンドゥー教・仏教のそれぞれの宗教哲学など、どれに偏ることなく、しかしいずれにも網羅されているような、そのような人間教育が人間塾の目指すものと考えていいのかな」

大学の付属教会

仲野「はい、最終的にはそのような方向を目指すべきと考えます。人間の真の自由、可能性、能力、人生への態度、どれ一つも余すことなく最大限に活用して生きていく人間づくり、それを実現したいのです」

ブレンリー「しかも、真のデモクラシーに則ってだね」

仲野「真のデモクラシーは本当に難しいです。それを実現できている国家や組織がこの地球上に幾つあることか・・・」

 ブレンリー「だから、人間塾がそれをやらなくちゃだめだよ。・・・あっそうだ、フランス哲学者のマリタンの著作を君にあげよう。日本に帰ってからの宿題だね。人間塾の理念や活動の理論的枠組み、概念的背景をしっかり持っておくことはこれからも大切になってくるよ」

ちょっと怖い雰囲気の大学管理棟

仲野「ありがとうございます。(本とプリントのコピーを受け取る)なんだか、大学院生時代と何にも変わっていませんね。相変わらず宿題をもらって、四苦八苦している学生の気分です」

ブレンリー「そりゃそうだろ。死ぬまで君は私の弟子・・・、いや死んでも師弟関係は変わらないものだよ。海を越えて、いつまでも人間塾を応援しているから、がんばりなさい」

仲野「本当にありがとうございます。先生と出会って28年。いつまでもご指導を仰げる恩師が居てくださるということは、この上ない幸せです。また来年お訪ねいたします。いつまでもお元気で!」

ブレンリー「待っているよ。人間塾の皆さんによろしく!」

ブレンリー先生との対話を終えて

 と、塾長・仲野は米国セントルイスを後に、帰国の途についたのでした。